NHKスペシャル 世界遺産 平泉 金色堂の謎を追う

世界遺産・岩手県平泉の国宝・中尊寺金色堂。
平安の美の極致」とも称される世界唯一の黄金のお堂はなぜ、どのように作られたのか―？

東北が誇る国宝・中尊寺金色堂は、保護のため、およそ半世紀の間お堂全体がガラスケースで覆われてきた。
それが2011年の世界遺産登録を機に、ケースの中にクレーンカメラを入れて撮影する許可がおりた。お堂を覆う64,000枚もの金箔、全てが国宝の33体の仏像、堂内を埋め尽くすきらめく夜光貝の貝殻、さらには東南アジアの紫檀（したん）やアフリカ象の象牙などの海外の宝物まで、金色堂の美の全てを史上初の映像で味わい尽くす。
また、豊かな財力を背景に栄華を極めた奥州藤原氏の巧みな戦略によって、平安京に匹敵する都市となった平泉の歴史について、最新の研究成果をもとに伝える。

【収録内容】
2011年6月に東北で初めて世界遺産に登録された岩手県の平泉。
その核心である中尊寺金色堂を埋め尽くす世界中の宝物と、職人たちの驚くべき高度な技術を紹介するとともに、金色堂をはじめとする様々な文化遺産をのこした奥州藤原氏によって繁栄した平泉の歴史を紹介する。

【語り】
滑川和男

【特典映像】
『黄金の孔雀　細密の美』
テレビカメラが初めてとらえた映像をもとに、金色堂須弥壇を飾る「黄金の孔雀」超細密の技を彫金師の小林正雄さんが再現する。

【特典音声】
本編英語ナレーション収録

【封入特典】
・リーフレット「プロデューサーによる取材後記」

○2012年 放送

*収録時間本編49分＋特典10分／画面サイズ16：9LB／ステレオ・ドルビーデジタル／カラー
*音声：1．日本語 2．英語