数々の日本映画でその雄姿を残してきた高倉健が、東映作品で主演をつとめた代表的5作品を収録。
【収録内容】
『新幹線大爆破』 (1975年7月公開)
『冬の華』 (1978年6月公開)
『動乱 第1部 海峡を渡る愛/第2部 雪降り止まず』 (1980年1月公開)
『鉄道員〈ぽっぽや〉』 (1999年6月公開)
『ホタル』 (2001年5月公開)
【特典映像】
・予告編(各DISC共通)
【封入特典】
・ブックレット(28ページ):「二人の証言者が語る高倉健との仕事」
(降旗康男・坂上順インタビュー、各作品解説)
*ブルーレイ5枚組/5作品収録
*収録時間本編649分/16:9(一部シネスコ)【1080p Hi-Def】/リニアPCM(モノラル)(一部5.1ch)/カラー
【収録内容】
『新幹線大爆破』 (1975年7月公開)
『冬の華』 (1978年6月公開)
『動乱 第1部 海峡を渡る愛/第2部 雪降り止まず』 (1980年1月公開)
『鉄道員〈ぽっぽや〉』 (1999年6月公開)
『ホタル』 (2001年5月公開)
【特典映像】
・予告編(各DISC共通)
【封入特典】
・ブックレット(28ページ):「二人の証言者が語る高倉健との仕事」
(降旗康男・坂上順インタビュー、各作品解説)
*ブルーレイ5枚組/5作品収録
*収録時間本編649分/16:9(一部シネスコ)【1080p Hi-Def】/リニアPCM(モノラル)(一部5.1ch)/カラー
■『新幹線大爆破』 (1975年7月公開)
新幹線ひかり109号《東京=博多》が爆弾を仕掛けられたまま発車した!
可能か?不可能か?世界最大惨事を企てる爆破グループの犯行完遂の瞬間来る!
乗客1500人の生命とかつてない緊迫危険をはらんで疾走する戦慄の巨大パニック!
日本映画史に名を残すパニック映画の傑作!
【作品紹介】
9時48分、約1500人の乗客を乗せた新幹線ひかり109号は、定刻どおり東京駅19番ホームを発車した。列車が相模原付近に差し掛かった頃、国鉄本社公安本部に、この109号に爆弾を仕掛けたという電話が入った。特殊装置を施した爆弾は、スピードが80km以下に減速すると自動的に爆発するという。止まることのできないひかり号は、東京から博多までの1176.5kmをノン・ストップで疾走する。緻密な計画のもと500万ドルを要求し着々と計画を実行する犯人・沖田と、捜査当局との息もつかせぬ駆け引き、そして運転司令室の頭脳捜査……。逃げ場のない極限状態の中、犯行グループ、警察、国鉄職員、乗客、それぞれの人間模様がドラマチックに展開し、全国民が注目する中、列車は驀進する!
爆破犯人役で新境地に挑んだ高倉健をはじめ、千葉真一、田中邦衛、多岐川裕美、宇津井健ら豪華キャストが集結。フランスでも劇場公開され大ヒットした、まさに日本映画史に名を残す傑作である。
【出演】
高倉 健、千葉真一、山本 圭、織田あきら、竜 雷太、田中邦衛、郷 英治、川地民夫、宇津宮雅代、藤田弓子、藤 浩子、松平純子、多岐川裕美、志穂美悦子、志村 喬、山内 明、渡辺文雄、永井智雄、鈴木瑞穂、丹波哲郎、宇津井健
※郷英治の英の字は正しくは金へんに英です。
原案:加藤阿礼
企画:天尾完次、坂上 順
脚本:小野竜之助、佐藤純彌
撮影:飯村雅彦、山沢義一、清水政郎
音楽:青山八郎
監督:佐藤純彌
(C) 東映
*本編:152分
■『冬の華』 (1978年6月公開)
ぼくは君に逢うことが出来ない…
宿命の絆に結ばれた男と少女の罪と罰。
ヤクザが故に、身を明かせない。男はかげからそっと少女の姿を見守った……。
高倉健が格調高く謳いあげる男のロマン!
【作品紹介】
「幸福〈しあわせ〉の黄色いハンカチ」「八甲田山」で第1回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめ、各映画賞を一手にさらった高倉健が、2年半ぶりに古巣東映に戻ってきた作品。
渡世の義理で組を裏切った兄貴分を殺害した加納秀次は、旭川刑務所に服役するが、気掛かりなのは、殺した男の3歳になる娘・洋子の存在だった。加納はブラジルにいる伯父と偽り、弟分を通して成長してゆく洋子と文通し贈り物を続けるが、それが加納の唯一の楽しみであり心の支えだった。15年が過ぎ加納は出所、まるで恋人にめぐり会う様な思いで高校から下校する洋子の姿を追うが、彼は自分を名乗る事が出来ない。堅気となり、洋子を陰から見守っていこうと決意するが…。
TVドラマ「あにき」で高倉健と親交を深めた倉本聰による渾身のオリジナル脚本を、数々の高倉健主演作品を手掛けた名匠・降旗康男が監督。名ギタリスト、クロード・チアリが初の映画音楽を担当し、またチャイコフスキーのピアノ・コンチェルトをベースにした音楽がクライマックスを格調高く盛り上げている。豪華な顔ぶれの脇役陣を配して、高倉健演じる渡世の義理に生きる男の哀愁が描かれた名作。
【出演】
高倉 健、北大路欣也、池上季実子、三浦洋一、田中邦衛、小林亜星、夏八木勲、小池朝雄、林彰太郎、岩尾正隆、青木 卓、小林稔侍、田中 浩、曽根晴美、藤田 進、山本麟一、峰岸 徹、寺田 農、今井健二、天津 敏、大滝秀治、岡田真澄、小沢昭一、倍賞美津子 池部 良
企画:俊藤浩滋、橋本慶一
脚本:倉本 聰
撮影:仲沢半次郎
音楽:クロード・チアリ
監督:降旗康男
(C) 東映
*本編:121分
■『動乱 第1部 海峡を渡る愛/第2部 雪降り止まず』 (1980年1月公開)
雪は知っていた。寡黙な愛ほど強く激しい――ことを。
さぐりあい、問いつめる激動の中の五年。――愛の行方は誰にも判らない。
五・一五事件から二・二六事件までの風雲急を告げる時代、青年将校とその妻の愛をダイナミックにつづる感動の人間ドラマ。
【作品紹介】
経済恐慌と凶作が重なり、庶民たちの生活が苦しみを強いられた昭和初頭。陸軍内部は皇道派と統制派に分裂し、皇道派の青年将校たちによって昭和維新の声が高まっていく。やがて昭和史の起点となった、二つのクーデターが決起される…。時代の波に翻弄されながらも信念を貫き生きる寡黙な青年将校とその妻。二人の愛とその生きざまが、一大叙事詩として二部構成の雄大なスケールで綴られ、仙台、朝鮮、山陰、雪の東京へと移り行く風景とともに、決して変わることのない“日本人の心”が浮き彫りにされてゆく。激動の時代に男が男として、女が女として生きた姿を鮮烈に描いた超大作。
高倉健と吉永小百合の二大スターが共演を果たし、ベテランから若手まで多彩なキャストが集められている。「戦争と人間」「華麗なる一族」など大作を手がけた山田信夫の脚本を、「日本沈没」「八甲田山」の森谷司郎が監督、撮影は日本の各地で一年がかりでおこなわれ、日本映画界の優れた才能が結集した作品として話題を呼んだ。
【出演】
高倉 健、吉永小百合、米倉斉加年、桜田淳子、永島敏行、日色ともゑ、にしきのあきら、川津祐介、田中邦衛、左とん平、天津 敏、佐藤 慶、岸田 森、金田龍之介、志村 喬、田村高廣
企画:池田静雄、坂上 順、岡田裕介
脚本:山田信夫
撮影:仲沢半次郎
音楽:多賀英典
監督:森谷司郎
(C) 東映・シナノ企画
*本編:150分
■『鉄道員(ぽっぽや)』 (1999年6月公開)
ありがとう―この想い、届くだろうか。
一人娘を亡くした日も、愛する妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…
いつまでも心に残したい。日本中を涙で包んだ感動作。 4KスキャニングHDリマスター使用
【作品紹介】
北の果ての小さな終着駅で、不器用なまでにまっすぐに、鉄道員(ぽっぽや)としての人生を貫いてきた佐藤乙松。人生を振り返り思い出す、鉄道員としての生活と家族に対する様々な悔恨の念。そんな彼のもとに、ある日愛らしい少女が現れる。ありふれた出来事のように思えたこの出会いこそ、孤独な彼の人生に訪れた、やさしい奇蹟の始まりだった…。
原作は第117回直木賞を受賞し、大ベストセラーとなった浅田次郎の短編小説「鉄道員(ぽっぽや)」。この感動作の主人公・乙松に扮したのは日本を代表する俳優・高倉健。企画段階から乙松役はこの人しかいないと言われ、約二十年ぶりに東映作品への出演を果たしている。また、高倉とは初共演となる大竹しのぶや、90年代を象徴するトップアイドルだった広末涼子、高倉とは共演作も多く親交の深い小林稔待、本格的な映画出演はこれが初めてとなった志村けんら各世代を代表する顔ぶれが名を連ねている。高倉健と共に「駅 STATION」ほかの作品で数々のヒット作を世に送り出した監督の降旗康男や撮影の木村大作らスタッフが、北海道の厳しい自然を詩情豊かに映像化。原作のイメージを損なうことなく、愛と奇蹟の物語を幻想的に創りあげている。
【出演】
高倉 健、大竹しのぶ、広末涼子、吉岡秀隆、安藤政信、平田 満、中本 賢、板東英二、本田博太郎、石橋蓮司、志村けん、奈良岡朋子、田中好子、小林稔侍
原作:浅田次郎
企画:坂上 順
脚本:岩間芳樹 降旗康男
撮影:木村大作
音楽:国吉良一
監督:降旗康男
※鉄道員(ぽっぽや)ブルーレイは、2015年上映用として撮影監督・木村大作氏の立ち会いのもと、映画製作時の意図を念頭に置いた色彩や画面の調整が施され、また公開時の音声をデジタルサラウンドで再現した4KスキャニングHDリマスターを使用しております。
※4KスキャニングHDリマスターは、4Kスキャニングマスターを2Kにダウンコンバートしたマスターです。
(C)1999「鉄道員(ぽっぽや)」製作委員会
*本編:112分
■『ホタル』 (2001年5月公開)
【作品紹介】
鹿児島の南の果てで、漁師・山岡と妻の知子は40数年お互いを支えあいながら静かな暮らしを続けていた。山岡は生き残った特攻兵として、知子は沖縄の海に散った特攻兵の許嫁として激動の時代の傷跡を背負い生きていた。時が平成に変わった頃、山岡は妻の余命がいくばくもないことを知る。二人で精一杯生きるために、妻の為に何が出来るのか。山岡の中でひとつの決意がなされる――。
記録的大ヒットとなった「鉄道員〈ぽっぽや〉」の公開後まもなく、大きな仕事を終えた主演俳優・高倉健とスタッフの胸に、同じ“想い”が湧き起った…。「生きてゆく哀しみを共有できて、観終った後もう一度頑張ろうと思えるような映画が出来ないだろうか…。」そして生まれたのがこの作品 である。日本映画界の至宝、高倉健が朴訥な漁師を演じきり、自らの想いを熱く次代に語り継ごうとする気迫あふれる演技を披露。高倉とは三度の共演を果たすことになる妻役の田中裕子をはじめ、ベテランとフレッシュなキャストがそろい、監督・降旗康男、撮影・木村大作ら「鉄道員〈ぽっぽや〉」の製作スタッフが再結集。日本映画が描きあげ、謳いあげてきた〈夫婦像〉の頂点を築く一遍として、新世紀に語り継がれる感動的な名作。東映50周年記念作品。
【出演】
高倉 健、田中裕子、夏八木勲、水橋貴己、小澤征悦、高杉瑞穂、今井淑未、笛木夕子、小林綾子、中井貴一、原田龍二、石橋蓮司、奈良岡朋子、井川比佐志、小林稔侍
企画:坂上 順
脚本:竹山 洋、降旗康男
撮影:木村大作
音楽:国吉良一
監督:降旗康男
(C)2001「ホタル」製作委員会
*本編:114分