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「風林火山」の旗のもと、戦国最強といわれた甲州武田騎馬軍団を操った軍師がいた。
【収録内容】
■第28回『両雄死す』
ついに信濃に出陣した晴信。呼応して挙兵した村上義清。両軍は上田原で激突する。武田の先陣は板垣、甘利の重臣両名。死を覚悟していた板垣は「まことの軍師となれ」と勘助に伝えて突撃していく。裏切りを装い村上陣に入った甘利も隙を見て斬りかかるが失敗。逃げ出す際に無数の矢を受けて討ち死にする。武田劣勢とみた板垣は秘策を繰り出す。
■第29回『逆襲!武田軍』
初めての敗戦で板垣と甘利を失った晴信は失意のなかで、敗因について自問自答を繰り返す。この機を見逃さなかった信濃守護の小笠原長時は反武田勢を結集して諏訪の塩尻峠に出陣。勘助は負けられない状況で逆襲の策を練る。まず敵に武田を侮らせ油断させてから一転、亡き板垣の秘策を汲んだ鮮やかな奇襲を仕掛けていく。
■第30回『天下への道』
越後はいまだに群雄割拠が続き、景虎の才をもってしても国内統一を果たせずにいた。その統一の鍵を握るのが宇佐美定満だった。新兵器の鉄砲が将来の合戦を左右すると見抜いた勘助は紀州に出向いて鉄砲の買い付けに成功。運搬のための港の借用を駿河の今川義元に願い出ることに。勘助には晴信とともに歩む天下取りの壮大な道筋が見えていた。
■第31回『裏切りの城』
ついに小笠原長時を追い落とした晴信は信濃府中を攻略した。残る信濃の大敵は村上義清のみ。村上を倒すには難攻不落の砥石城の攻略が不可欠と知る晴信は、その役目をかつてその地を領有していた真田幸隆に命じた。村上攻略は時期尚早とみる勘助は焦る真田を戒め、自らは長尾景虎の器を見極めるために越後への潜入を試みる。
■第32回『越後潜入』
勘助は鉄砲商人に姿を変えて長尾景虎に会う。十丁の鉄砲を用立てるという勘助に景虎は「百丁用意するまでは勘助を人質にする」という。これは勘助の正体を見抜いていた景虎と宇佐美定満の画策。そのまま宇佐美の城に留め置かれることになった勘助は絶体絶命の窮地に陥ってしまう。勘助が不在のまま村上を討つべく出陣した晴信は、砥石城で思わぬ大敗を喫する。
■第33回『勘助捕らわる』
鉄砲商人を装って越後に潜入したつもりの勘助を、正体を見抜いていた景虎が領土内の敵対勢力である宇佐美定満に預ける。勘助を宇佐美に預けた景虎の狙い。それは「武田が越後を狙っている」と宇佐美に悟らせ、対抗するには「越後の団結が必要である」と訴えることにあった。景虎の思いを知った宇佐美は長尾家に仕えることを承諾。景虎の越後統一は目前となった。そのころ鉄砲を用意できない勘助に処刑の日が迫る。
■第34回『真田の本懐』
危機一髪のところを晴信によって救われた勘助がようやく越後から甲斐へ戻った。勘助不在の間に武田は村上義清に大敗。その原因を作った真田幸隆に対する家中の視線は冷ややかだった。難攻不落の砥石城を攻略する以外に真田が生き残る道はない。そう意気込む真田に勘助は「村上方に属する真田の弟を調略せよ」という秘伝を伝授する。
■第35回『姫の戦い』
原虎胤から「娘のリツを妻にめとるように」と勧められて困惑する勘助は、由布姫に会いに諏訪へと向かう道中で不審な一行に出会う。晴信に別の側室がいるとリツから聞かされていた勘助は於琴姫こそが新しい側室ではないかと疑惑を抱く。そして側室の存在を知った由布姫は「わが子の四郎を武田家の跡継ぎにしたい」と宣言する。
■第36回『宿命の女』
勘助は由布姫のために新しい側室の於琴姫を斬るつもりで住まいを訪れた。しかし、その天真爛漫な美しさを前に殺意は薄れてしまう。結局「由布と四郎の立場を尊重するように」と伝えることしかできなかった。天文21年の正月、武田家を揺るがす事件が起きた。重臣の小山田が側室の美瑠姫に刺殺されたのだ。
■第37回『母の遺言』
新興の北条氏康に追い詰められていた関東管領の上杉憲政は長尾景虎を頼って越後へ落ち延びる。周辺諸国の動向を見た勘助は氏康の元を訪れて「武田・今川・北条による三国同盟」を打診する。そのころ死期が近いことを悟った大井夫人は勘助に晴信の行く末を託して息を引取る。
■第38回『村上討伐』
いよいよ仇敵の村上義清を討伐するにあたって勘助を中心とした調略が相次いで奏功。信濃の領主たちは次々と戦わずして降伏していった。たちまち孤立して勝ち目がないと悟った村上は長尾景虎を頼って越後に落ちていく。義を重んじる景虎は武田の行状の悪さを村上から訴えられ、信濃の秩序回復のために立ち上がることを決意する。
■第39回『川中島!龍虎激突』
天文22年8月、長尾景虎率いる越後勢が信濃の川中島に出陣。ここに第一次川中島の戦いが幕を開ける。景虎の狙いを見抜いた勘助は「なるべく南に景虎を引きずりこみ、武田領内で孤立した越後勢を討つ」という策を立てる。これに反応したのが景虎の軍師についた宇佐美であった。勘助の狙いを見破った宇佐美は晴信をおびき出すために深志城方面へ進路を転じる。そこは武田軍にとって信濃における拠点であった。
■第40回『三国同盟』
晴信は久々に諏訪の由布姫を訪れた。勘助とリツの結婚話が進んでいると聞いた由布姫は複雑な思いを抱く。長尾景虎が官位叙任のお礼を述べるため上洛したと聞いた勘助は、この機に「武田・今川・北条による三国同盟」の実現に乗り出す。天文23年、駿河善徳寺に晴信、義元、氏康が一堂に会して同盟は遂に成立した。
■第41回『姫の死』
病に倒れた由布姫は勘助に嫁を取るよう迫る。拒み続けてきた勘助もついに嫁取りを約束する。長尾景虎が再び挙兵して善光寺平に兵を進めた。勘助は晴信とともに出陣。しかし対陣したままの戦況が半年以上も続くばかり。勘助は雪斎に和議の仲立ちを頼む。そのころ由布姫に死の影が近づいていた…。
■第42回『軍師と軍神』
由布姫の死は勘助の心に深い傷を残す。姫が最後に言い残した「嫁を取って跡継ぎをつくるのです」という言葉が重く響いていた。迷いを振り切るため晴信に置き手紙を残して勘助は旅に出る。長尾景虎によって統一されたはずの越後では長く続いた戦乱の名残りで豪族同士のいがみ合いが後を絶たない。家臣たちに失望した景虎は突如、出奔してしまう。
■第43回『信玄誕生』
晴信は長尾勢力の一掃を図って北信濃に攻め入った。兵を挙げる景虎に対して晴信は決戦を避けた。この武田と長尾の対決は思わぬ形で決着する。将軍・足利義輝が両者に和議を結ぶよう命じたのだ。晴信は信濃守護の職と引き換えに和議を受け入れた。甲斐と信濃の守護となった晴信は、勘助に出家を宣言して信玄となる。勘助も主君にならい道鬼となった。
■第44回『信玄暗殺』
平蔵は宇佐美の策に従い駿河へ向かう。今川家に預けられている諏訪家の遺児の寅王丸に会うためだ。寿桂尼は面会を許しただけでなく、平蔵と寅王丸が武田を恨むようたきつける。仇討ちを誓った寅王丸は平蔵とともに甲斐に潜入する。勘助は「信玄のそばに見知らぬ若い僧が出入りしている」と聞いて信玄のもとへ駆けつける。
■第45回『謀略!桶狭間』
宇佐美による信玄暗殺の謀略は失敗に終わる。勘助は同盟を結びながら策を黙認した寿桂尼と今川家に不信感を募らせる。永禄3年(1560年)、上洛を決意した今川義元は大軍を率いて尾張へ出兵することを決めた。勘助は「尾張の織田が勝てば駿河を手に入れる好機が訪れる」と考え、ひそかに策を練り始める。
■第46回『関東出兵』
永禄3年、由布の忘れ形見の四郎が元服して勘助も感慨ひとしお。そのころ長尾景虎はついに上杉憲政を奉じて関東に出陣した。北条氏康を倒して関東における旧来の秩序を回復することが目的だった。景虎のもとには関東の武将がはせ参じて十万もの大勢力となっていた。しかし景虎の軍師についた宇佐美はひそかに危惧を抱いていた。景虎の心におごりが見え始めていたことに…。
■第47回『決戦前夜』
景虎は関東管領を継いだのを機に上杉政虎を名乗る。小田原城包囲は失敗に終わり、北条氏康は危地を脱した。政虎はみずからの慢心によって小田原城の包囲が失敗したことを悟り、いずれ訪れる武田との決戦に思いを新たにする。同じように決戦が近いことを悟った勘助は養女としたリツに香坂弾正との祝言を勧めて後顧の憂いをなくす。ついに迎えた決戦の時。永禄4年(1561)8月、上杉軍1万3千は川中島を目指して挙兵する。
■第48回『いざ川中島』
永禄4年(1561)8月、政虎率いる上杉軍は川中島に向けて出陣。信玄と勘助も決戦に旅立つ。途上、諏訪の由布姫の墓参に立ち寄った勘助の前に由布姫の幻影が現れ「いってはならぬ」と悲しげに勘助の袖を引いた。川中島で政虎は武田領に入り込む形で妻女山に布陣する。勘助は武田軍を誘い出そうという敵の意図を見抜き、両軍はにらみ合いに入る。
■第49回『死闘川中島』
不思議な老婆おふくから「明日の早朝、川中島に深い霧が出る」と聞いた勘助は「ついに動く時がきた」と判断。全軍を二手に分けた勘助は1万2千の別動隊に上杉軍が布陣する妻女山を背後から襲撃させる。そして追い落とされた敵軍をふもとで待ち構える8千の本隊が挟み討つ。これこそ勘助が立てた「啄木鳥(きつつき)の戦法」だった。しかし上杉軍はこれを見抜いていた。
■第50回『決戦川中島』
永禄4年(1561)年9月10日。川中島での武田と上杉による死闘は苛烈を極めていた。勘助の「啄木鳥(きつつき)の戦法」は宇佐美によって見破られ、政虎率いる上杉軍は「車懸かりの戦法」で武田の本隊に襲いかかる。勘助は信玄を守るために鬼神と化して突撃。政虎は決着をつけるべく単身で斬り込み、信玄に一騎討ちを挑む。勘助は「そうはさせじ」と政虎を追う。
【出演】
内野聖陽、市川亀治郎、ガクト(Gackt)、柴本 幸 ほか
原作:井上 靖 「風林火山」より
脚本:大森寿美男
音楽:千住 明
○2007年 放送
*DVD6枚組
*収録時間:本編1035分
★〔なつかしの大河ドラマ〕特集ページはこちら★
「風林火山」の旗のもと、戦国最強といわれた甲州武田騎馬軍団を操った軍師がいた。
【収録内容】
■第28回『両雄死す』
ついに信濃に出陣した晴信。呼応して挙兵した村上義清。両軍は上田原で激突する。武田の先陣は板垣、甘利の重臣両名。死を覚悟していた板垣は「まことの軍師となれ」と勘助に伝えて突撃していく。裏切りを装い村上陣に入った甘利も隙を見て斬りかかるが失敗。逃げ出す際に無数の矢を受けて討ち死にする。武田劣勢とみた板垣は秘策を繰り出す。
■第29回『逆襲!武田軍』
初めての敗戦で板垣と甘利を失った晴信は失意のなかで、敗因について自問自答を繰り返す。この機を見逃さなかった信濃守護の小笠原長時は反武田勢を結集して諏訪の塩尻峠に出陣。勘助は負けられない状況で逆襲の策を練る。まず敵に武田を侮らせ油断させてから一転、亡き板垣の秘策を汲んだ鮮やかな奇襲を仕掛けていく。
■第30回『天下への道』
越後はいまだに群雄割拠が続き、景虎の才をもってしても国内統一を果たせずにいた。その統一の鍵を握るのが宇佐美定満だった。新兵器の鉄砲が将来の合戦を左右すると見抜いた勘助は紀州に出向いて鉄砲の買い付けに成功。運搬のための港の借用を駿河の今川義元に願い出ることに。勘助には晴信とともに歩む天下取りの壮大な道筋が見えていた。
■第31回『裏切りの城』
ついに小笠原長時を追い落とした晴信は信濃府中を攻略した。残る信濃の大敵は村上義清のみ。村上を倒すには難攻不落の砥石城の攻略が不可欠と知る晴信は、その役目をかつてその地を領有していた真田幸隆に命じた。村上攻略は時期尚早とみる勘助は焦る真田を戒め、自らは長尾景虎の器を見極めるために越後への潜入を試みる。
■第32回『越後潜入』
勘助は鉄砲商人に姿を変えて長尾景虎に会う。十丁の鉄砲を用立てるという勘助に景虎は「百丁用意するまでは勘助を人質にする」という。これは勘助の正体を見抜いていた景虎と宇佐美定満の画策。そのまま宇佐美の城に留め置かれることになった勘助は絶体絶命の窮地に陥ってしまう。勘助が不在のまま村上を討つべく出陣した晴信は、砥石城で思わぬ大敗を喫する。
■第33回『勘助捕らわる』
鉄砲商人を装って越後に潜入したつもりの勘助を、正体を見抜いていた景虎が領土内の敵対勢力である宇佐美定満に預ける。勘助を宇佐美に預けた景虎の狙い。それは「武田が越後を狙っている」と宇佐美に悟らせ、対抗するには「越後の団結が必要である」と訴えることにあった。景虎の思いを知った宇佐美は長尾家に仕えることを承諾。景虎の越後統一は目前となった。そのころ鉄砲を用意できない勘助に処刑の日が迫る。
■第34回『真田の本懐』
危機一髪のところを晴信によって救われた勘助がようやく越後から甲斐へ戻った。勘助不在の間に武田は村上義清に大敗。その原因を作った真田幸隆に対する家中の視線は冷ややかだった。難攻不落の砥石城を攻略する以外に真田が生き残る道はない。そう意気込む真田に勘助は「村上方に属する真田の弟を調略せよ」という秘伝を伝授する。
■第35回『姫の戦い』
原虎胤から「娘のリツを妻にめとるように」と勧められて困惑する勘助は、由布姫に会いに諏訪へと向かう道中で不審な一行に出会う。晴信に別の側室がいるとリツから聞かされていた勘助は於琴姫こそが新しい側室ではないかと疑惑を抱く。そして側室の存在を知った由布姫は「わが子の四郎を武田家の跡継ぎにしたい」と宣言する。
■第36回『宿命の女』
勘助は由布姫のために新しい側室の於琴姫を斬るつもりで住まいを訪れた。しかし、その天真爛漫な美しさを前に殺意は薄れてしまう。結局「由布と四郎の立場を尊重するように」と伝えることしかできなかった。天文21年の正月、武田家を揺るがす事件が起きた。重臣の小山田が側室の美瑠姫に刺殺されたのだ。
■第37回『母の遺言』
新興の北条氏康に追い詰められていた関東管領の上杉憲政は長尾景虎を頼って越後へ落ち延びる。周辺諸国の動向を見た勘助は氏康の元を訪れて「武田・今川・北条による三国同盟」を打診する。そのころ死期が近いことを悟った大井夫人は勘助に晴信の行く末を託して息を引取る。
■第38回『村上討伐』
いよいよ仇敵の村上義清を討伐するにあたって勘助を中心とした調略が相次いで奏功。信濃の領主たちは次々と戦わずして降伏していった。たちまち孤立して勝ち目がないと悟った村上は長尾景虎を頼って越後に落ちていく。義を重んじる景虎は武田の行状の悪さを村上から訴えられ、信濃の秩序回復のために立ち上がることを決意する。
■第39回『川中島!龍虎激突』
天文22年8月、長尾景虎率いる越後勢が信濃の川中島に出陣。ここに第一次川中島の戦いが幕を開ける。景虎の狙いを見抜いた勘助は「なるべく南に景虎を引きずりこみ、武田領内で孤立した越後勢を討つ」という策を立てる。これに反応したのが景虎の軍師についた宇佐美であった。勘助の狙いを見破った宇佐美は晴信をおびき出すために深志城方面へ進路を転じる。そこは武田軍にとって信濃における拠点であった。
■第40回『三国同盟』
晴信は久々に諏訪の由布姫を訪れた。勘助とリツの結婚話が進んでいると聞いた由布姫は複雑な思いを抱く。長尾景虎が官位叙任のお礼を述べるため上洛したと聞いた勘助は、この機に「武田・今川・北条による三国同盟」の実現に乗り出す。天文23年、駿河善徳寺に晴信、義元、氏康が一堂に会して同盟は遂に成立した。
■第41回『姫の死』
病に倒れた由布姫は勘助に嫁を取るよう迫る。拒み続けてきた勘助もついに嫁取りを約束する。長尾景虎が再び挙兵して善光寺平に兵を進めた。勘助は晴信とともに出陣。しかし対陣したままの戦況が半年以上も続くばかり。勘助は雪斎に和議の仲立ちを頼む。そのころ由布姫に死の影が近づいていた…。
■第42回『軍師と軍神』
由布姫の死は勘助の心に深い傷を残す。姫が最後に言い残した「嫁を取って跡継ぎをつくるのです」という言葉が重く響いていた。迷いを振り切るため晴信に置き手紙を残して勘助は旅に出る。長尾景虎によって統一されたはずの越後では長く続いた戦乱の名残りで豪族同士のいがみ合いが後を絶たない。家臣たちに失望した景虎は突如、出奔してしまう。
■第43回『信玄誕生』
晴信は長尾勢力の一掃を図って北信濃に攻め入った。兵を挙げる景虎に対して晴信は決戦を避けた。この武田と長尾の対決は思わぬ形で決着する。将軍・足利義輝が両者に和議を結ぶよう命じたのだ。晴信は信濃守護の職と引き換えに和議を受け入れた。甲斐と信濃の守護となった晴信は、勘助に出家を宣言して信玄となる。勘助も主君にならい道鬼となった。
■第44回『信玄暗殺』
平蔵は宇佐美の策に従い駿河へ向かう。今川家に預けられている諏訪家の遺児の寅王丸に会うためだ。寿桂尼は面会を許しただけでなく、平蔵と寅王丸が武田を恨むようたきつける。仇討ちを誓った寅王丸は平蔵とともに甲斐に潜入する。勘助は「信玄のそばに見知らぬ若い僧が出入りしている」と聞いて信玄のもとへ駆けつける。
■第45回『謀略!桶狭間』
宇佐美による信玄暗殺の謀略は失敗に終わる。勘助は同盟を結びながら策を黙認した寿桂尼と今川家に不信感を募らせる。永禄3年(1560年)、上洛を決意した今川義元は大軍を率いて尾張へ出兵することを決めた。勘助は「尾張の織田が勝てば駿河を手に入れる好機が訪れる」と考え、ひそかに策を練り始める。
■第46回『関東出兵』
永禄3年、由布の忘れ形見の四郎が元服して勘助も感慨ひとしお。そのころ長尾景虎はついに上杉憲政を奉じて関東に出陣した。北条氏康を倒して関東における旧来の秩序を回復することが目的だった。景虎のもとには関東の武将がはせ参じて十万もの大勢力となっていた。しかし景虎の軍師についた宇佐美はひそかに危惧を抱いていた。景虎の心におごりが見え始めていたことに…。
■第47回『決戦前夜』
景虎は関東管領を継いだのを機に上杉政虎を名乗る。小田原城包囲は失敗に終わり、北条氏康は危地を脱した。政虎はみずからの慢心によって小田原城の包囲が失敗したことを悟り、いずれ訪れる武田との決戦に思いを新たにする。同じように決戦が近いことを悟った勘助は養女としたリツに香坂弾正との祝言を勧めて後顧の憂いをなくす。ついに迎えた決戦の時。永禄4年(1561)8月、上杉軍1万3千は川中島を目指して挙兵する。
■第48回『いざ川中島』
永禄4年(1561)8月、政虎率いる上杉軍は川中島に向けて出陣。信玄と勘助も決戦に旅立つ。途上、諏訪の由布姫の墓参に立ち寄った勘助の前に由布姫の幻影が現れ「いってはならぬ」と悲しげに勘助の袖を引いた。川中島で政虎は武田領に入り込む形で妻女山に布陣する。勘助は武田軍を誘い出そうという敵の意図を見抜き、両軍はにらみ合いに入る。
■第49回『死闘川中島』
不思議な老婆おふくから「明日の早朝、川中島に深い霧が出る」と聞いた勘助は「ついに動く時がきた」と判断。全軍を二手に分けた勘助は1万2千の別動隊に上杉軍が布陣する妻女山を背後から襲撃させる。そして追い落とされた敵軍をふもとで待ち構える8千の本隊が挟み討つ。これこそ勘助が立てた「啄木鳥(きつつき)の戦法」だった。しかし上杉軍はこれを見抜いていた。
■第50回『決戦川中島』
永禄4年(1561)年9月10日。川中島での武田と上杉による死闘は苛烈を極めていた。勘助の「啄木鳥(きつつき)の戦法」は宇佐美によって見破られ、政虎率いる上杉軍は「車懸かりの戦法」で武田の本隊に襲いかかる。勘助は信玄を守るために鬼神と化して突撃。政虎は決着をつけるべく単身で斬り込み、信玄に一騎討ちを挑む。勘助は「そうはさせじ」と政虎を追う。
【出演】
内野聖陽、市川亀治郎、ガクト(Gackt)、柴本 幸 ほか
原作:井上 靖 「風林火山」より
脚本:大森寿美男
音楽:千住 明
○2007年 放送
*DVD6枚組
*収録時間:本編1035分
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