NHK映画賞最優秀作品賞受賞作。主演・仲代達矢、監督・小林正樹、日本映画史の記念碑的感動巨篇!
反戦へのメッセージと人間愛を壮大なスケールで綴った不朽の名作!
戦時下の非人道性への憤り、そして永遠の夫婦愛を謳いあげた叙事詩。
第1・2部は第23回ヴェネチア国際映画祭サン・ジョルジュ賞(銀賞)、パンネッティ賞(映画批評家賞)を受賞。
また毎日映画コンクール、ブルーリボン賞、都民映画コンクール金賞、など多数受賞し、高い評価を得た。
○制作:1959年~61年
<収録内容>
第1部 純愛篇
昭和18年、戦火の緊張漲る満州。南満州鉄鋼会社に勤める梶は、妻・美千子とともに北満の老虎嶺鉱山に赴任する。召集免除が梶への条件だった。だがそこには過酷な労働と、賃金のピンハネに喘ぐ現地・工人の姿があった。労務管理を担当する梶は、効率的量産のために労働条件の改善を主張するが現場監督と衝突する。そんな折、軍部から緊急増産の命が下り、捕虜600人が貨車で送り込まれた。飢えた彼らは、電流の通った鉄条網の中の宿舎に収容され、特殊工人として酷使される。
<特典映像>
フォトギャラリー/チャプター・メニュー
第2部 激怒篇
鉱山の所長は、特殊工人に重労働を課するとともに慰安婦をあてがった。中には高と春欄のような純愛も芽生えた。二割増産目標が達成されたある日、特殊工人の脱走事件が発覚した。慰安婦の金東福が梶の部下、陳を誘惑して決行させたのだった。特殊工人の待遇改善に努力していた梶は、脱走をやめるよう説得する。だが続いて作業現場からの脱出未遂がでっち上げられ、高ら7人が公開処刑される事件が起きた。それが梶の人生を大きく変えることになる。
<特典映像>
予告篇/フォト・ギャラリー/チャプター・メニュー
第3部 望郷篇
工人逃亡の責任を押し付けられた梶は、憲兵隊の拷問から釈放後、臨時召集された。北満の酷寒の中、連日の厳しい訓練の後、兵舎では古参兵のしごきが続く。抗し難い暴力に、梶は軍隊の錯誤を知らされる。そんなある比、美千子が遥か30キロの道程を訪ねてきた。再会して二人、だが愛を確かめるには束の間の一夜だった。部隊がソ満国境の前線に移動する直前、仲間の初年兵が自殺した。そしてもう一人、左翼と罵られた兵士が国境へ向けて逃亡した。いずれも非常な軍隊の犠牲だった。
<特典映像>
第1部・第2部ダイジェスト版/フォト・ギャラリー/チャプター・メニュー
第4部 戦雲篇
戦局は日増しに切迫し、梶の部隊も国境近い陣地で待機。思いがけず、少佐に昇進した友人の影山が赴任してきた。影山は、梶を上等兵に上げ、初年兵の教育にあたらせた。しかしそれが古兵の妬みをかい、初年兵のミスにつけ込んで、何かと梶は痛めつけられる。耐えていた梶の怒りが爆発した。その対立を案じた影山は、梶たちを別の中隊に派遣。だが、その直後ソ連軍の急襲で影山たちは、玉砕する。そして前線の梶たちの前に来るべきものが来た。それは無数のソ連軍の戦車群だった。
<特典映像>
予告篇/フォト・ギャラリー/チャプター・メニュー
第5部 死の脱出
ソ連軍の猛攻撃で迎え撃った部隊は、梶、弘中伍長、寺田二等兵を残して全滅した。三人は地図も磁石もなく、ひたすら密林の中を彷徨する。やがて、敗残兵と一緒の避難民に遭遇する。彼らは翌日から梶の指示に従った。だが、強行軍と飢えに体力を奪われ次々と脱落した。その後梶は、野戦病院で一緒だった丹下とも出会う。行く先々で民兵に追われる敗残兵や、避難民の姿があった。そんな中に梶は、暗い影のある少女とその弟を見かける。
第1部~第4部ダイジェスト版/フォト・ギャラリー/チャプター・メニュー
第6部 曠野の彷徨
冬が迫っていた。梶は20名近い敗残兵を率いて斥候中、ソ連軍の討伐隊から逃れる。だが、丹下は単独で投降していった。その後、一隊は老人と女だけの避難民の集落に着く。だが「食い逃げする日本兵より、黒パンを持ってくるソ連兵の方がましだ」という女に梶は言葉を失う。翌日、一隊を解散して出発しようとした矢先、悲劇が起こった。ソ連の討伐隊を迎え撃とうとする敗残兵。突然女が叫んだ。「やめて!ここで戦争は!」呆然とする梶は、全員に投降を促した。そして捕虜収容所に連行される梶たち。そこには、飢えと寒さと重労働の過酷な運命が待っていた。
<特典映像>
予告篇/仲代達矢インタビュー/浦岡敬一(編集技師)インタビュー/フォト・ギャラリー/チャプター・メニュー
【出演】
仲代達矢/新珠三千代/佐田啓二/淡島千景/山村聡/宮口精二
○原作:五味川純平
○監督:小林正樹 (『切腹』『怪談』『東京裁判』)
*本編計558分+特典計83分/モノクロ/画面サイズ16:9・シネマスコープサイズ
音声:第1部~4部ドルビーデジタル・日本語(オリジナル)モノラル
第5部~6部 ドルビーデジタル・日本語(オリジナル)4.0chサラウンド
(c)1959,1961松竹株式会社
反戦へのメッセージと人間愛を壮大なスケールで綴った不朽の名作!
戦時下の非人道性への憤り、そして永遠の夫婦愛を謳いあげた叙事詩。
第1・2部は第23回ヴェネチア国際映画祭サン・ジョルジュ賞(銀賞)、パンネッティ賞(映画批評家賞)を受賞。
また毎日映画コンクール、ブルーリボン賞、都民映画コンクール金賞、など多数受賞し、高い評価を得た。
○制作:1959年~61年
<収録内容>
第1部 純愛篇
昭和18年、戦火の緊張漲る満州。南満州鉄鋼会社に勤める梶は、妻・美千子とともに北満の老虎嶺鉱山に赴任する。召集免除が梶への条件だった。だがそこには過酷な労働と、賃金のピンハネに喘ぐ現地・工人の姿があった。労務管理を担当する梶は、効率的量産のために労働条件の改善を主張するが現場監督と衝突する。そんな折、軍部から緊急増産の命が下り、捕虜600人が貨車で送り込まれた。飢えた彼らは、電流の通った鉄条網の中の宿舎に収容され、特殊工人として酷使される。
<特典映像>
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第2部 激怒篇
鉱山の所長は、特殊工人に重労働を課するとともに慰安婦をあてがった。中には高と春欄のような純愛も芽生えた。二割増産目標が達成されたある日、特殊工人の脱走事件が発覚した。慰安婦の金東福が梶の部下、陳を誘惑して決行させたのだった。特殊工人の待遇改善に努力していた梶は、脱走をやめるよう説得する。だが続いて作業現場からの脱出未遂がでっち上げられ、高ら7人が公開処刑される事件が起きた。それが梶の人生を大きく変えることになる。
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第3部 望郷篇
工人逃亡の責任を押し付けられた梶は、憲兵隊の拷問から釈放後、臨時召集された。北満の酷寒の中、連日の厳しい訓練の後、兵舎では古参兵のしごきが続く。抗し難い暴力に、梶は軍隊の錯誤を知らされる。そんなある比、美千子が遥か30キロの道程を訪ねてきた。再会して二人、だが愛を確かめるには束の間の一夜だった。部隊がソ満国境の前線に移動する直前、仲間の初年兵が自殺した。そしてもう一人、左翼と罵られた兵士が国境へ向けて逃亡した。いずれも非常な軍隊の犠牲だった。
<特典映像>
第1部・第2部ダイジェスト版/フォト・ギャラリー/チャプター・メニュー
第4部 戦雲篇
戦局は日増しに切迫し、梶の部隊も国境近い陣地で待機。思いがけず、少佐に昇進した友人の影山が赴任してきた。影山は、梶を上等兵に上げ、初年兵の教育にあたらせた。しかしそれが古兵の妬みをかい、初年兵のミスにつけ込んで、何かと梶は痛めつけられる。耐えていた梶の怒りが爆発した。その対立を案じた影山は、梶たちを別の中隊に派遣。だが、その直後ソ連軍の急襲で影山たちは、玉砕する。そして前線の梶たちの前に来るべきものが来た。それは無数のソ連軍の戦車群だった。
<特典映像>
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第5部 死の脱出
ソ連軍の猛攻撃で迎え撃った部隊は、梶、弘中伍長、寺田二等兵を残して全滅した。三人は地図も磁石もなく、ひたすら密林の中を彷徨する。やがて、敗残兵と一緒の避難民に遭遇する。彼らは翌日から梶の指示に従った。だが、強行軍と飢えに体力を奪われ次々と脱落した。その後梶は、野戦病院で一緒だった丹下とも出会う。行く先々で民兵に追われる敗残兵や、避難民の姿があった。そんな中に梶は、暗い影のある少女とその弟を見かける。
第1部~第4部ダイジェスト版/フォト・ギャラリー/チャプター・メニュー
第6部 曠野の彷徨
冬が迫っていた。梶は20名近い敗残兵を率いて斥候中、ソ連軍の討伐隊から逃れる。だが、丹下は単独で投降していった。その後、一隊は老人と女だけの避難民の集落に着く。だが「食い逃げする日本兵より、黒パンを持ってくるソ連兵の方がましだ」という女に梶は言葉を失う。翌日、一隊を解散して出発しようとした矢先、悲劇が起こった。ソ連の討伐隊を迎え撃とうとする敗残兵。突然女が叫んだ。「やめて!ここで戦争は!」呆然とする梶は、全員に投降を促した。そして捕虜収容所に連行される梶たち。そこには、飢えと寒さと重労働の過酷な運命が待っていた。
<特典映像>
予告篇/仲代達矢インタビュー/浦岡敬一(編集技師)インタビュー/フォト・ギャラリー/チャプター・メニュー
【出演】
仲代達矢/新珠三千代/佐田啓二/淡島千景/山村聡/宮口精二
○原作:五味川純平
○監督:小林正樹 (『切腹』『怪談』『東京裁判』)
*本編計558分+特典計83分/モノクロ/画面サイズ16:9・シネマスコープサイズ
音声:第1部~4部ドルビーデジタル・日本語(オリジナル)モノラル
第5部~6部 ドルビーデジタル・日本語(オリジナル)4.0chサラウンド
(c)1959,1961松竹株式会社