■第I期
・第1巻
第一章 終戦直後の鉄道
第二章 続く混乱の中で
第三章 国鉄の誕生
第四章 襲いかかる自然災害との戦い
第五章 希望の鉄路
第六章 特急「つばめ」と好景気
第七章 近代化にむけて
※収録時間:61分
・第2巻
第一章 通勤形電車の近代化
第二章 東海道本線電化完成
第三章 ストーブ列車と余部(あまるべ)橋梁(きょうりょう) ~懐かしの鉄道風景~
第四章 移りゆく連絡船
第五章 全国で進む幹線の電化
第六章 進化する寝台列車と20系寝台特急「あさかぜ」
第七章 東北本線初の特急「はつかり」誕生
第八章 ビジネス特急「こだま」
※収録時間:67分
・第3巻
第一章 ディーゼル時代の到来
第二章 無煙化計画 ~進む電化~
第三章 紀勢本線全線開通
第四章 国民の希望と修学旅行列車「ひので」・「きぼう」
第五章 昭和34年の受難と光明
第六章 貨物輸送の新時代
第七章 20系寝台特急「さくら」
第八章 157系準急「日光」と貴賓電車
第九章 電車特急「つばめ」とパーラーカー
第十章 激しさを増すラッシュアワー
第十一章 ディーゼル特急「はつかり」
※収録時間:65分
・第4巻
第一章 特急網の全国拡大
第二章 拡大する交流電化
第三章 碓氷峠の近代化~さよならアプト式~
第四章 地方幹線の整備
第五章 ローカル線事情
第六章 貨物輸送の増強
第七章 首都圏の通勤輸送近代化
第八章 全盛期を迎えた東海道本線
※収録時間:67分
・第5巻
第一章 新幹線の実現に向けて
第二章 動き出した新幹線建設
第三章 鴨宮モデル線区
第四章 0系新幹線電車誕生
第五章 東海道新幹線開業前夜
第六章 ドキュメント 昭和39年10月1日
※収録時間:60分
※DVD5枚組
■第II期
NHKの貴重な映像から、国鉄時代の鉄道と懐かしい風景をご紹介します。
東海道新幹線開業を契機に、国鉄のサービス・安全は飛躍的に伸びます。山陽・東北・上越の各新幹線が開業し、蒸気機関車の段階的廃止に合わせて、在来線の電化を進めるなど、設備の増強と動力の近代化が進みます。その一方で、国鉄の経営は次第に苦境に立たされていきます。赤字ローカル線の廃止、運賃の値上げなどの対策を講じますが、国鉄再建法案が可決して分割民営化が決定。1987年3月31日「国鉄最後の日」までを、懐かしい映像で追います。
【収録内容】
■第6巻:終戦と鉄道の復興 新幹線開業後の在来線ネットワーク
東海道新幹線は開業1年後に東京―新大阪間で3時間10分運転を開始。在来線では「ヨン・サン・トオ」と呼ばれた白紙ダイヤ改正で、東北本線の特急「はつかり」がディーゼルから電車となって大幅にスピードアップしました。首都圏では混雑の緩和を図るため、「通勤五方面作戦」がスタート。名神・東名高速道路では国鉄ハイウェイバスの運転を開始しました。蒸気機関車が次々と姿を消し、動力近代化が進められる一方で、自動列車停止装置・ATSの普及や事故防止の研究など、安全対策も向上。特急鮮魚貨物列車「とびうお」の運転を開始し、貨物輸送も高速化の時代に突入しました。
第一章 東海道新幹線開業その後
第二章 「ヨン・サン・トオ」白紙ダイヤ改正
第三章 通勤五方面作戦
第四章 国鉄ハイウェイバス
第五章 蒸気機関車と無煙化
第六章 在来線の安全対策
※収録時間:本編62分
■第7巻:日本万国博覧会と輸送力の増強
昭和45年に大阪で開催された日本万国博覧会が人気を博し、国鉄の輸送量は急増しました。しかし、国鉄の収支は昭和39年度から赤字に転落。以来年々悪化し、赤字ローカル線の廃止が進められました。その一方で、巨費を投じて次々とローカル線が開業。大きな矛盾が浮き彫りに。そんな中、昭和45年秋から展開された「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンがヒット。同じ頃、廃止へのカウントダウンが始まった蒸気機関車の人気が高まり、SLブームが巻き起こりました。近代化が進む東京周辺では、総武快速線の地下新線・武蔵野線・根岸線などが次々と開通。路線図が大きく書き換えられました。
第一章 大阪万博輸送で大増発
第二章 路線の新規開業と廃止
第三章 「ディスカバー・ジャパン」キャンペーン
第四章 SLブーム到来
第五章 快適な通勤電車を目指して
※収録時間:本編58分
■第8巻:山陽新幹線と最後のSL
昭和47年、山陽新幹線新大阪―岡山間が開業。同時に、これと接続するネットワークを整備が進み、さらに大都市近郊の輸送にもプラスの効果をもたらしました。新技術を導入した車両の開発が進展。その一方で、新幹線脱線事故、北陸トンネル火災事故など、事故を教訓にした再発防止の研究も進められました。昭和50年には山陽新幹線が博多まで全通。その陰で、伝統の在来線特急が消滅し、一時代を築いた車両も引退しました。そして、国鉄最後のSLが走りました。
第一章 「ひかり」 は西へ 山陽新幹線 岡山開業
第二章 ガスタービン車と振り子式電車
第三章 北陸トンネル火災事故
第四章 新幹線初の脱線事故
第五章 山陽新幹線全通と特急「つばめ」消滅
第六章 最後のSL列車運転
※収録時間:本編61分
■第9巻:ブルートレインと東北・上越新幹線
増え続ける赤字に苦しむ中、新しい貨物輸送体制の確立を目指して、動き出した国鉄。鉄道ファンの間では、ブルートレインブームが巻き起こります。一方で、高度経済成長期を支えた車両たちが次々と引退していきました。全国各地で、地方幹線の電化が完成。そして東北・上越新幹線が相次いで開業しました。首都圏では通勤五方面作戦により、同じ線路を共用していた横須賀線と東海道本線の運転が分離。宮崎実験線で開発が進められていたリニアモーターカーは、世界最速の時速517キロの記録を打ち立てました。
第一章 貨物列車大幅削減
第二章 ブルートレインブーム到来
第三章 国鉄黄金時代の残照
第四章 「地方の時代」と地方幹線の電化ラッシュ
第五章 東北・上越新幹線開業
第六章 国鉄の底力 通勤輸送の増強
第七章 終わりなき進化への道
第八章 リニアモーターカーの未来
※収録時間:本編60分
■第10巻:国鉄分割民営化
昭和30年代後半から急速に進展したモータリゼーションや営業コストの上昇などにより、昭和39年度から赤字経営に転落した国鉄。昭和40年代に入ると、これまでの巨額投資の利子負担がますます経営を苦しめます。さらに40万人超の職員を抱える高コスト構造に加え、労使の対立でストライキが頻発したため、乗客や荷主の国鉄離れが進み、こうした収益の悪化を運賃の値上げで補おうとしますが、逆に利用者は減少。さらに収益を悪化させるという悪循環に陥っていました。その結果、昭和55年「国鉄再建法」により、特に収益の悪い83路線の廃止もしくは他の交通機関への転換が決定されます。しかし、国鉄の赤字は増え続け、ついに昭和62年3月31日、日本国有鉄道としての歴史に幕を下ろしました。
第一章 風に立つ国鉄
第二章 貨物輸送の大革命
第三章 赤字ローカル線の廃止
第四章 消えゆく鉄路
第五章 明日への遺産 国鉄最後のダイヤ改正
第六章 ドキュメント 国鉄最後の日
■特典映像 さよならローカル線
今では見られない鉄道風景を収録。
若狭線、信楽線、神岡線、高千穂線、大畑線、角館線、宮田線、大隅線、山野線、大社線、清水港線、赤谷線、魚沼線、名寄本線、相生線、湧網線、羽幌線、士幌線
※各路線とも全線ではありません。
※収録時間:本編50分+特典12分
【監修】
宮澤孝一(鉄道友の会)
【BOX封入特典】
解説ブックレット(24ページ)
【封入特典】
貴重な列車が写った「特製ポストカード」付
*DVD5枚組
*収録時間:本編291分+特典12分/16:9LB/ステレオ・ドルビーデジタル(一部モノラル)/モノクロ(一部カラー)/チャプター付
*このビデオグラムの映像は4:3のためサイドパネル加工を行い16:9仕様としています。
※日本語字幕付(テロップ字幕のON・OFFができます。ナレーション字幕は入っておりません)