平安時代後期の朝廷と東北地方の関わりから、鎌倉時代に源頼朝による奥州合戦で奥州藤原氏が滅亡するまでを3部構成で描く。
大河ドラマ第32作「炎立つ」の総集編を初DVD商品化。
平安時代末期、蝦夷地と呼ばれた東北の都・平泉を中心に、約100年もの間、栄華を極めた奥州藤原氏。
その誕生から滅亡までを、主人公を変えながら三部構成でつづった作品。
かつて『独眼竜政宗』で奥州の暴れん坊を演じた渡辺謙が 藤原氏の祖・藤原経清と四代・泰衡の二役を演じる。
【収録内容】
藤原経清は、東国支配を目論む陸奥守・源頼義ら朝廷の方針に疑問を抱き、独立を夢見る安倍貞任に共感。安倍一族の娘・結有と結ばれ、「前九年の役」で一時は大勝するも、出羽の清原一族が朝廷側についたため敗北。結有は戦利品として清原家へ再嫁し、経清の忘れ形見・清衡と、清原家で生んだ子・家衡を育てる。永保3年(1083)、清原家の後継者争いを端に「後三年の役」が勃発。兄弟間のしれつな争いを経て、清衡は独立国家を樹立し初代となる。70年後、黄金の世紀を迎えた奥州平泉を治める三代秀衡のもとに、若き源義経が訪れる。後の四代泰衡の反対をよそに庇護された義経は、治承4年(1180)、頼朝の平家討伐加勢のため平泉を去るが、その活躍を危険視した頼朝から追われる身となり再び平泉へ。泰衡は民を守るため、自らの命と引き換えに最後の決断をする。
【出演】
渡辺 謙、村上弘明、古手川祐子、多岐川裕美、
財前直見、鈴木京香、村田雄浩、佐藤浩市、林 隆三、
渡瀬恒彦、西村 晃、里見浩太朗 ほか
原作:高橋克彦
脚本:中島丈博
音楽:菅野由弘
制作:音成正人
制作統括:高沢裕之、村山昭紀
演出:門脇正美、榎戸崇奉、竹林淳、吉村芳之、三井智一、吉川邦夫
語り:寺田農
○1994年3月26日・27日 NHK総合にて放送
*DVD2枚組
*収録時間:201分/4:3/ステレオ/片面二層+片面一層/カラー/チャプター付
©2017 NHK