田宮虎彦が『若い女性』に連載した小説を映画化。「女の幸福」と「結婚」という永遠のテーマを描いた芦川いづみ主演の「純愛」感動作。
名匠・滝沢英輔監督作品。HDリマスターによる高画質映像、盛りだくさんな仕様による完全保存版!
【収録内容】
女の幸福は結婚によって得られるもの―、しかし結婚したからといって必ずしも幸せになるとは限らない…。三沢暁子が蓮池弘志との見合をためらっていたのはそんな思いからだった。死んだ父・恭介は有名な国文学者だったが、家庭では冷い男だった。
暁子は結婚が父母のようなものならしたくないと考えていた。暁子は母・吉枝の友人薄井常子の紹介で蓮池と見合をした。型通りの見合いの後、蓮池はさっさと帰ってしまった。暁子は好意を持つことが出来なかった。翌日、暁子は蓮池と会わず、幼友達の喜代を訪ねる。そこにはミツも来ていた。三人は戦争中疎開した先での仲良しだった。幸代は西島と結婚し、ミツも漁師の三次と結婚して、それぞれ幸せそうだった。その夜、待ちぼうけとなった蓮池は彼女を責めた。暁子は学生時代から父の友人の佐々木教授の手伝いをしていた。父はそこでは別人のように明るい人間だったことを知る。
ある日家に帰ると、母の愛人・庫木が来ていた。庫木は父の死後、暁子の家の経済面の世話をしていた。暁子は、庫木と母は父の生前から交際していたのではないかと疑った。暁子が十六歳の時に、母が誰か他の男と歩いているのを見たことがあった。それが庫木だったのではないかと確信していた。母の新しい幸せを喜びもし、また一方では悲しい思いもするのであった。翌日、蓮池は下北沢で暁子を待伏せ、結婚を申込んだ…。
【出演】
芦川いづみ、下元勉、月丘夢路、金子信雄、小高雄二、木浦佑三、信欣三
監督:滝沢英輔
企画:坂上静翁
原作:田宮虎彦
脚色:三木克巳
撮影:横山実
音楽:佐藤勝
美術:大角純一
照明:高島正博
録音:神谷正和
編集:辻井正則
【特典映像(予定)】
・オリジナル劇場予告篇(※予告編原版の無い作品は収録されません。)
・フォトギャラリー収録
・「日活映画」(貴重な公開当時の冊子)より芦川いづみ関連ページのデータ収録
【音声特典】
・芦川いづみ特別インタビュー収録。(2018年収録、リリースタイトルについて語った特別インタビューを音声収録。聞き手:佐藤利明(娯楽映画研究家))
※原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
※表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録しております。
※デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。
*収録時間:約97分/モノクロ/片面1層/16:9LBスコープサイズ/日本語 ドルビーデジタル モノラル
©1959 日活株式会社
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