渡哲也の新境地を切り開いた、足が千切れ飛びはらわたが飛び散る長谷部安春監督のパニック(恐慌)・アクション!
獲物は狂獣、けもの狩りが始まる。
日活アクション最後のスター・渡哲也。64年に日活入社し翌年デビュー、豪放磊落かつシャイで繊細な不良性、空手有段の腕前による迫力満点のアクション。「裕次郎の魂を引き継ぐ男」として活躍した「映画俳優・渡哲也」の原点といえる日活作品の数々を、特選ラインナップでお届けする渡哲也・俳優生活55周年記念DVDシリーズ!
「野獣を消せ」は”渡哲也の新魅力を出す為に企画された「パニック(恐慌)アクション」”(プレスより)。暴走するクレイジーな「狂った世代」との戦いを、バイクやカーアクションやライフルの銃撃戦をふんだんに織り込みスピードとスリルの中に描き、それまでの日活アクションとは段違いのリアルな「ニューアクション」を展開した日活渡哲也映画の記念碑!足が千切れ飛びはらわたが飛び散る、という激しい描写が話題となった。冒頭の叫びのような尾藤イサオのシャウト(主題歌「ワイルド・クライ」)が衝撃的、藤竜也の悪の魅力が素晴らしい。長谷部安春監督ならではのクールかつハードな演出は必見。HDリマスターによる初DVD化!
【収録内容】
プロ・ハンターの浅井徹也がアラスカから2年ぶりに帰国すると、妹の里子は何者かの手により暴行され命を落としていた。徹也はオートバイに乗って悲しみをまぎらわせていたが、不良グループに襲われていた山室恭子を助けた。グループの矢田や能呂らは、バイクやジープを乗り回してはヤミ酒の売買や強引な恐喝で恐れられていた。恭子がふたたび襲われた。徹也が立向ったが連中はチェーンや小銃を持ち出し、狂犬のようなふるまいだった。不良グループはますます増長し危害を加えるようになった。徹也はライフルを構えて一味の根城に挑むが、恭子が人質にされていてはどうしようもない。矢田らは、恭子の父親・剛平に二千万円の身代金を要求してきた。身代金の札束は白紙だった。怒った矢田は恭子のブラウスを引き裂く。徹也は妹の里子はグループ一味に犯され殺されたことを知った。徹也の怒りに火がついた…。
【出演】
渡哲也、川地民夫、藤竜也、尾藤イサオ、吉岡ゆり、藤本三重子、集三枝子、清水将夫、杉山俊夫、山野俊也
監督:長谷部安春
脚本:永原秀一、 中西隆三
企画:増田弥寿邦
撮影:姫田真佐久
照明:松下文雄
録音:橋本文雄
美術:木村威夫
編集:鈴木晄
音楽:坂田晃一
【特典映像(予定)】
・オリジナル劇場予告篇(予告編原版の無い作品は収録されません)
・フォトギャラリー収録
【仕様特典】
・ピクチャーディスク仕様
※原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
※表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録しております。
※デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。
*収録時間:約84分/カラー/片面1層/16:9LBスコープサイズ/日本語 ドルビーデジタル モノラル
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