五木寛之のベストセラーを映画化。命の唄「艶歌」を巡る人間たちがしのぎをけずる歌謡大作。
日活アクション最後のスター・渡哲也。64年に日活入社し翌年デビュー、豪放磊落かつシャイで繊細な不良性、空手有段の腕前による迫力満点のアクション。「裕次郎の魂を引き継ぐ男」として活躍した「映画俳優・渡哲也」の原点といえる日活作品の数々を、特選ラインナップでお届けする渡哲也・俳優生活55周年記念DVDシリーズ!
「わが命の唄 艶歌」は五木寛之原作の歌謡大作。新進のレコードディレクターに渡哲也が扮し、レコード業界のバックステージに生きる人々を生々しく描いている。実在の人物をモデルとした「艶歌の竜」と呼ばれるカリスマディレクターを芦田伸介が演じ、ヒロインには松原智恵子、クラウンレコードとの提携により水前寺清子、黒沢明とロス・プリモス、美川憲一等オールスター総出演の豪華歌謡映画となっている。出演は他に、佐藤慶、牧紀子、藤竜也、団次郎等。巨匠・舛田利雄監督作品。HDリマスターによる待望の初DVD化!
【収録内容】
横浜のホテルで、コピーライターの津上と恋人の亜矢子が狂おしく抱き合っていた。結婚の約束をしたその日、彼女は自殺した。理由は分からなかった。津上の上司の黒沢が退職しテレビ局に勤めると、失意の津上も呼ばれてCM音楽のディレクターになった。アパートの管理人の娘・京子は、津上の心を慰めた。三年後、津上はレコード会社の企画制作局長となった黒沢に誘われ、レコード会社のディレクターになる決心をする。「艶歌の竜」といわれる高円寺隆三のドキュメントを見て、その情熱にうたれたからだった。黒沢の秘書・美矢子が、亜矢子の妹と知って衝激を受けた。美矢子は姉の自殺の理由を津上に問うが津上には分からなかった。歌とは、艶歌とは何か?高円寺の熱の中に、津上はそれまで批判的だった「艶歌」に対する思いが変わりいつしか惹かれていくのを感じていた。
津上と高円寺は流しで唄っている京子に出会う。京子は父が公金横領で入獄した為、生計を助けるため唄っていたのだ。高円寺は京子の唄に惚れこむ。一方、黒沢はレコード売り出しの方法で高円寺と対立する。新人歌手の売り出しで決着をつけることになった。
「艶歌」にかける戦いが始まった…。
【出演】
渡哲也、佐藤慶、芦田伸介、松原智恵子、水前寺清子、牧紀子、藤竜也、団次郎、青木義朗、黒沢明とロス・プリモス、美川憲一
監督:舛田利雄
原作:五木寛之
企画:園田郁毅
脚本:池上金男
撮影:高村倉太郎
照明:熊谷秀夫
録音:福島信雅
美術:木村威夫
編集:井上親彌
音楽:伊部晴美、安藤実親
主題歌:水前寺清子「艶歌」、団次郎「バラの恋」
挿入歌:水前寺清子「いっぽんどっこの唄」「男でよいしょ」、黒沢明とロス・プリモス「雨の銀座」、美川憲一「柳ケ瀬ブルース」他
【特典映像(予定)】
・オリジナル劇場予告篇(予告編原版の無い作品は収録されません。)
・フォトギャラリー
【仕様特典】
・ピクチャーディスク仕様
※原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
※表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録しております。
※デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。
*収録時間:約109分/カラー/片面1層/16:9LBスコープサイズ/日本語 ドルビーデジタル モノラル
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