「あしたもきっと晴れやな」
舞台は大阪のど真ん中――
女優の道にすべてを懸ける女性の、笑って、泣けて、人情あふれる物語。
明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた主人公・竹井千代は小学校にも満足に通わせてもらうことができず、9歳のときに、道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。そこで目にしたのが、華やかな芝居の世界。彼女は女優を志し、芝居の世界に飛び込んでいく。そして、京都の映画撮影所などを経て、大阪で新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加する。喜劇界のプリンス・天海一平(あまみ いっぺい)と出会い、結婚。喜劇女優として少しずつ成長していく。
千代は一平と二人三脚で理想の喜劇を目指して奮闘するが、戦争が始まり、道頓堀は空襲を受ける。戦後、劇団は「鶴亀新喜劇」として復活するが、結婚生活は破綻。彼女は芝居の世界から去ってしまう。しかし、ラジオドラマへの出演をきっかけに、女優として不死鳥のように復活する。そのラジオドラマで、12人の子どもを抱える母親役を演じた。大家族をめぐる泣き笑いのドラマは大きな反響を呼び、10年にわたる人気番組となった。そして、彼女は「大阪のお母さん」として絶大な人気を獲得し、名実ともに上方を代表する女優となっていく。
★連続テレビ小説第103作目!昭和の名女優・浪花千栄子さんをモデルに、大正から昭和の激動期を駆け抜ける女性の波乱万丈な人生を描く。
★主演は杉咲 花。映画 「湯を沸かすほどの熱い愛」で日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞など多数受賞。その存在感と卓越した演技力で、今、最も注目される女優の一人!
★ヒロインの周囲を彩るキャストには豪華な名優たちが集結。個性豊かな人間味あふれるキャラクターにも注目!
★脚本は、「半沢直樹」「陸王」(原作・池井戸 潤)などを手がけた八津弘幸。ヒロインの人生を、笑って泣ける、波乱万丈の喜劇として描き出す。
★主題歌は、秦 基博 「泣き笑いのエピソード」。毎日をひたむきに生きる主人公・千代の姿を思い描いたオリジナルソング!
【収録内容】
■DISC.9
第17週 「うちの守りたかった家庭劇」
第18週 「うちの原点だす」
■DISC.10
第19週 「その名も、鶴亀新喜劇や」
第20週 「何でうちやあれへんの?」
■DISC.11
第21週 「竹井千代と申します」
第22週 「うちの大切な家族だす」
■DISC.12
最終週 「今日もええ天気や」
【出演】
杉咲 花、成田 凌、篠原涼子、名倉 潤、いしのようこ、板尾創路、星田英利、宮澤エマ、西川忠志、曽我廼家八十吉、塚地武雅、明日海りお、曽我廼家寛太郎、前田旺志郎、東野絢香、毎田暖乃、生瀬勝久、中村鴈治郎 ほか
作:八津弘幸
音楽:サキタハヂメ
主題歌:秦 基博「泣き笑いのエピソード」
語り:桂 吉弥
制作統括:櫻井壮一 熊野律時
プロデューサー:村山峻平
演出:梛川善郎 盆子原 誠 原田氷詩 小谷高義 佐原裕貴
【映像特典】
・杉咲 花「おちょやん愛」を語る
・出演者ちょっこと話(小西はる、宮澤エマ)
・祝!クランクアップ
・「背中あわせのけんか音頭」スペシャルバージョン
・矢部太郎さんが語る「おちょやん」
・劇中劇 ※未放送シーンを追加した特別編
「親子雀」
「嘘八百の剣」
「初代桂春団治」
「お家はんと直どん」
・土曜スタジオパーク「おちょやん特集 in 大阪」後編
(ゲスト:杉咲 花、成田 凌、井上拓哉 ほか) ※番組の一部を編集して収録
【封入特典】
・特製ブックレット
○第17週~第23週収録(2021年3月29日~5月14日)NHK総合テレビで放送
*ブルーレイ4枚組
*収録時間:本編525分+特典映像120分(予定)/1920×1080i Full HD/ステレオ・リニアPCM/二層/カラー/バリアフリー日本語字幕
©2021 NHK
■『連続テレビ小説 おちょやん 完全版 BOX3』 DVD はこちら