市川崑が三島由紀夫の「金閣寺」を市川雷蔵の主演で映画化した秀作。
【ストーリー】
昭和19年春、徒弟として京都の驟閣寺(しゅうかくじ)に住み込んだ溝口吾市にとって、驟閣はこの世で最も美しく、信仰に近いまでの憧憬の対象であった。だが戦後、観光地と化した寺の経済は豊かになり、住職の生活も一変する。吾市の違和感はいつしか絶望へと変わり、やがて破局を迎える―。実際の国宝放火事件に材を取った三島由紀夫の読売文学賞受賞の小説「金閣寺」を映画化。雷蔵の演技はブルーリボン賞を受賞するなど高く評価された。また市川監督と宮川一夫カメラマンが初めて顔を合わせた作品でもある。
【出演】
市川雷蔵、仲代達矢、中村鴈治郎、新珠三千代、中村玉緒、信欣三、北林谷栄
製作:永田雅一
監督:市川崑
原作:三島由紀夫「金閣寺」
脚本:和田夏十、長谷部慶治
撮影:宮川一夫
音楽:黛敏郎
【特典映像】
・予告編集(「おとうと」「雪之丞変化」)
【封入特典】
①復刻シナリオ(市川崑監督所有)
②ブックレット
※映像について
オリジナルネガを4K解像度でスキャンし、4Kのままデジタル修復を施したハイクオリティ・マスターデータから変換し、高ビットレートでエンコードしたデジタルニューマスター仕様
○1958年
*ブルーレイ
*収録時間:本編99分/モノクロ/2層ディスク/音声:日本語2.0ch(モノラル)/字幕:日本語/スコープサイズ
©KADOKAWA 1958