熱涙で描破する昭和鮮血史!昭和十一年二月二十六日早暁-帝都の白雪を鮮血で染めた維新革命!
立野信之の直木賞受賞作を、演技者としてはもちろん、その重厚な演出で評価の高い佐分利信が監督して映画化。本作の大ヒットにより、前年公開の「戦艦大和」と合わせて新東宝戦記映画の方向性を決めた作品ともなった。
【収録内容】
昭和十年八月十二日。台湾への転出を命ぜられた相沢中佐は、任地に向かう途中に陸軍省へ立ち寄って軍務局長・永田鉄山を斬殺して憲兵に逮捕される。永田少将は財閥と結び軍需産業を基幹とした国家総動員体制を企図する統制派の中心人物で、これに対して相沢は、腐敗した財界・政界・軍閥を倒して天皇親政の国家改造を断行しようとする皇道派青年将校のひとりだった。冷害凶作で苦しむ庶民を他所に益々肥大していく軍閥や財閥。相沢の裁判が近づくに連れて青年将校たちの悲憤が募っていく。さらには相沢公判をめぐる統制派の陰謀も彼らを刺激して革命決行の気運が高まっていく。その矢先、第一師団の満洲派遣が決定する。もはや大勢をせきとめることは不可能だった。そして雪降る帝都は二月二十六日の朝をむかえる。
【出演】
藤田進、菅佐原英一、細川俊夫、山形勲、安部徹
監督:佐分利信
応援監督:阿部豊
製作:安達英三郎
製作総指揮:竹井諒
原作:立野信之
脚本:菊島隆三
撮影:小原讓治
美術:松山崇
音楽:早坂文雄
助監督:山田達雄
○1954年
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*DVD
*収録時間:約115分/モノクロ/片面1層/スタンダード/日本語ドルビーデジタル2.0chモノラル
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