新価格版 プロジェクトX 挑戦者たち チェルノブイリの傷 奇跡のメス

お求めやすい新価格で、毎月10巻を3ヶ月連続リリース！
シリーズ第4弾は、「逆境を乗り越えた過去の功績」をテーマにした10タイトル。

旧ソビエト連邦ウクライナ、チェルノブイリ原子力発電所4号炉でメルトダウンが発生。爆発とともに大量の放射線物質が発散した。市場最悪の原発事故のひとつといわれる。風にのった放射線物質は、チェルノブイリの北方に位置するベラルーシに降り注いだ。



【収録内容】
その数年後、ベラルーシでは子供たちの甲状腺がんが多発した。子供は、成長を促す甲状腺が活発なので、放射線物質の影響を受けやすいといわれる。患者の発生率は日本の約40倍。しかも、手術は旧式で、子供たちの首に大きな傷跡を残していた。
信州大学医学部外科医菅谷昭は、甲状腺がんの専門家として、この事態を見逃せなかった。助教授の職を辞して単身ベラルーシに渡り、首都ミンスクの国立がんセンターで無給で医療に従事した。最新の医療技術を習得していた菅谷の手術は、傷はほとんど残らない。子供たちは、安心して手術を受けることができた。現地の若い医師たちに感銘を与えたのは、その高度な技術だけではなかった。患者を第一に考え、いつも患者に対し笑顔を絶やさない菅谷は、敬意を込めて「センセイ」と呼ばれ、医師からも患者からも慕われる存在になった。
日本での地位を捨て、5年半にわたってチェルノブイリの残した傷跡に対峙し続けた一人の日本人医師の闘いを描く。
（2003年5月13日放送）

出演：国井雅比古、膳場貴子　ほか
語り：田口トモロヲ
主題歌：「地上の星」　エンドテーマ「ヘッドライト・テールライト」　中島みゆき

*収録時間43分／画面サイズ4：3／カラー／ステレオ／日本語字幕ON・OFF機能付