2012年1月より、NHK総合テレビで放送している「証言記録 東日本大震災」。
震災を様々な角度から記録する一環として、被災者の“あの日、あの時”を証言でつづる。
2011年3月11日。あの日、何があったのか。人々は何を考え、どう行動したのか。
「証言記録 東日本大震災」は、未曾有の大震災に向き合った被災者たちの格闘の記録であり、鎮魂の記録です。家族を失い、生まれ育った地域を失い、その生き様を支えてきた文化さえも失ってしまった人たち。私たちは、この大震災にどう向き合えばよいのか、そこから何を見出していくべきか、「証言記録」は、それを考えるヒントを与えてくれるはずです。
【収録内容】
■第1回 岩手県陸前高田市 ~消防団が見た巨大津波~
128人の団員のうち、28人の死亡・行方不明者を出した、岩手県陸前高田市の消防団、高田分団。写真店、電気店、生花店、市役所職員などのなりわいをもち、災害時に出動して危険な任務につく団員たちは、親族同然の付き合いで、町の人たちの信頼も厚かった。
3月11日、地震発生後、団員たちは水門を閉めようとただちに海岸の防潮堤に向かったり、交差点に向かい道路の閉鎖と避難誘導を始めたりしたが、予想もしなかった巨大津波の前になすすべもなかった。
■第2回 宮城県女川町 ~静かな港を襲った津波~
震災前、1万人の人々が暮らしていた宮城県女川町は、リアス海岸がつくる深くて静かな良港を持ち、沖合に優れた漁場を有する水産の町。全国有数のサンマの水揚げ高を誇り、カキやホタテの養殖も盛んに行われてきた。
東日本大震災では、これまで恵みをもたらしてくれた静かな海が姿を変えて町を襲い、死者・行方不明者の数は800人以上、およそ12人に1人が犠牲となった。水産業は大きな被害を受け、多くの人々が生きる糧を失った。
■第3回 福島県南相馬市 ~原発危機 翻弄された住民~
巨大津波と原発事故、ふたつの大災害に直面した福島県南相馬市。
福島県のまとめによると、南相馬市での死者・行方不明者は600人をこえる。からくも津波から逃れた住民たちをさらに追い詰めていったのが、福島第一原子力発電所で相次いで発生した原発事故だった。国が原発でおきつつある深刻な事態を十分把握しきれていなかったため、避難すべきかどうか判断するための確かな情報が、国や県から南相馬市へ、さらには住民へと伝えられることがなかった。
■第4回 岩手県大槌町 ~津波と火災におそわれた町~
岩手県大槌町は巨大津波の直後から猛火にもおそわれ、多くの犠牲を生んだ。大槌町の死者・行方不明者は千二百人をこえている。そのおよそ半数を檀家にもつ江岸寺は、町の津波避難所に指定されていた。震災当日、津波は山すその寺にまで達し、避難してきていた人々をのみこみ、本堂や庫裏を破壊した。自らも津波におそわれ、かろうじて救われた江岸寺の住職は、家族が行方不明のまま、親戚の寺に間借りして、犠牲者の供養を続けた。
■第5回 宮城県石巻市 ~北上川を遡った大津波~
岩手県を源流に石巻市内を流れ、追波湾へと注ぎ込む北上川。かつては河口から十数キロに渡り、かやぶきに使われるヨシ原が広がり、シジミやカキの養殖でも有名だった。あの日、津波は、大きく蛇行する北上川に、数回に渡って押し寄せ、河川沿いのほとんどの集落を飲み込んでいった。地震直後、河口の長面(ながつら)地区の人々は山へと避難を始めたが、真っ黒な巨大津波は取り残された老人たちを瞬く間に押し流した。
■第6回 福島県大熊町 ~1万1千人が消えた町~
東京電力福島第一原子力発電所が立地する、福島県大熊町。かつては産業に乏しく、出稼ぎが人々の暮らしを支えていた。41年前に営業運転を始めた原発は雇用を生み、町は大きく発展してきた。長年にわたって“安全神話”が信じられ、住民の二世帯に一人は原発関係で働く原発城下町だった。その原発が巨大地震と津波に襲われ、制御不能に陥った原発は炉心溶融し、水素爆発を起こした。
○2012年 放送
*DVD6枚組
*収録時間258分/画面サイズ16:9/ステレオ・ドルビーデジタル/カラー
「証言記録 東日本大震災」一覧はこちら
震災を様々な角度から記録する一環として、被災者の“あの日、あの時”を証言でつづる。
2011年3月11日。あの日、何があったのか。人々は何を考え、どう行動したのか。
「証言記録 東日本大震災」は、未曾有の大震災に向き合った被災者たちの格闘の記録であり、鎮魂の記録です。家族を失い、生まれ育った地域を失い、その生き様を支えてきた文化さえも失ってしまった人たち。私たちは、この大震災にどう向き合えばよいのか、そこから何を見出していくべきか、「証言記録」は、それを考えるヒントを与えてくれるはずです。
【収録内容】
■第1回 岩手県陸前高田市 ~消防団が見た巨大津波~
128人の団員のうち、28人の死亡・行方不明者を出した、岩手県陸前高田市の消防団、高田分団。写真店、電気店、生花店、市役所職員などのなりわいをもち、災害時に出動して危険な任務につく団員たちは、親族同然の付き合いで、町の人たちの信頼も厚かった。
3月11日、地震発生後、団員たちは水門を閉めようとただちに海岸の防潮堤に向かったり、交差点に向かい道路の閉鎖と避難誘導を始めたりしたが、予想もしなかった巨大津波の前になすすべもなかった。
■第2回 宮城県女川町 ~静かな港を襲った津波~
震災前、1万人の人々が暮らしていた宮城県女川町は、リアス海岸がつくる深くて静かな良港を持ち、沖合に優れた漁場を有する水産の町。全国有数のサンマの水揚げ高を誇り、カキやホタテの養殖も盛んに行われてきた。
東日本大震災では、これまで恵みをもたらしてくれた静かな海が姿を変えて町を襲い、死者・行方不明者の数は800人以上、およそ12人に1人が犠牲となった。水産業は大きな被害を受け、多くの人々が生きる糧を失った。
■第3回 福島県南相馬市 ~原発危機 翻弄された住民~
巨大津波と原発事故、ふたつの大災害に直面した福島県南相馬市。
福島県のまとめによると、南相馬市での死者・行方不明者は600人をこえる。からくも津波から逃れた住民たちをさらに追い詰めていったのが、福島第一原子力発電所で相次いで発生した原発事故だった。国が原発でおきつつある深刻な事態を十分把握しきれていなかったため、避難すべきかどうか判断するための確かな情報が、国や県から南相馬市へ、さらには住民へと伝えられることがなかった。
■第4回 岩手県大槌町 ~津波と火災におそわれた町~
岩手県大槌町は巨大津波の直後から猛火にもおそわれ、多くの犠牲を生んだ。大槌町の死者・行方不明者は千二百人をこえている。そのおよそ半数を檀家にもつ江岸寺は、町の津波避難所に指定されていた。震災当日、津波は山すその寺にまで達し、避難してきていた人々をのみこみ、本堂や庫裏を破壊した。自らも津波におそわれ、かろうじて救われた江岸寺の住職は、家族が行方不明のまま、親戚の寺に間借りして、犠牲者の供養を続けた。
■第5回 宮城県石巻市 ~北上川を遡った大津波~
岩手県を源流に石巻市内を流れ、追波湾へと注ぎ込む北上川。かつては河口から十数キロに渡り、かやぶきに使われるヨシ原が広がり、シジミやカキの養殖でも有名だった。あの日、津波は、大きく蛇行する北上川に、数回に渡って押し寄せ、河川沿いのほとんどの集落を飲み込んでいった。地震直後、河口の長面(ながつら)地区の人々は山へと避難を始めたが、真っ黒な巨大津波は取り残された老人たちを瞬く間に押し流した。
■第6回 福島県大熊町 ~1万1千人が消えた町~
東京電力福島第一原子力発電所が立地する、福島県大熊町。かつては産業に乏しく、出稼ぎが人々の暮らしを支えていた。41年前に営業運転を始めた原発は雇用を生み、町は大きく発展してきた。長年にわたって“安全神話”が信じられ、住民の二世帯に一人は原発関係で働く原発城下町だった。その原発が巨大地震と津波に襲われ、制御不能に陥った原発は炉心溶融し、水素爆発を起こした。
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